スマートフォンの方は右上の三本線のバーをクリックして下さい。
〜 おん先生 と おん灸坊や の対話 〜
おん針灸所では、どんな治療をしているの?
はりも使いますが、「棒灸」と言って、もぐさを棒状にしたものを主に使います。
棒灸で何をするの?
棒灸は、弱っていたり凹んで力が無くなっている「ツボ」に対して、温め、力をつけることができます。
まずは、お腹や背中の弱っているツボを温めることから始めることが多いです。それで、全身のバランスを整えます。
なぜ、お腹と背中なの?
患者さんが辛かったり気になる場所に関係なく、身体の中心であるお腹や背中を温めると全身に影響して痛みが減ったり、こりがほぐれたりします。
症状にもよりますが、棒灸だけで治ってしまうこともしばしばです。
身体全体は各部で繋がりあっているのです。
なるほど!じゃあ、はりはどうするの?
棒灸で温めてもまだ症状が残ってる場合は、適切な場所にはりを打って補います。
ふ~ん。棒灸だけでもダメ、はりだけでもダメ、どちらも必要なんだね!
よく分かりました!
じゃあ、お灸とかはりって、どんなところにするの?
はい。その前に聞きたいのだけど、身体の調子が悪い時ってどんな時でしょうか。
う~ん・・・風邪を引いたり手足が冷えたり、体中が凝ったり腰が痛かったり。
なんとなく元気がない時もあるよね。
そうですね。それらは全て、伝統医学においては気血の流れがどこかで阻害された結果引き起こされるとみなされているんです。
気血の流れって何?
説明がなかなか難しいのですが、「気」は全身を巡っていて目に見えず、身体の各組織の働きの連携状態のことも指し、「血」は血液やリンパの循環、とでも言えばいいでしょうか。
ふ~ん。生命を維持する為のエネルギーみたいなもの?、が体中を流れてると昔の人は考えたのかなぁ。
気血が全身を澱みなく流れていれば、病気や痛みは起きません。
しかし、何らかの原因で気血が滞った結果、弱くなった場所を・・・
あ!
もしかして、それが「ツボ」なのかな!?
その通り!
その、弱ってしまったツボに治療して再び気血を巡らせてあげると、症状が改善されるんです。
詰まりを流してあげるんだね。なんだか配管のお掃除みたいだ。
さて、ここでようやく最初の質問の答えになるんだけど…
そうそう、はりとお灸の使い方だったね。
気血が不足している場所(ツボ)には、お灸の熱でエネルギーを注いで補います。
気血が集まりすぎている場所には、はりで散らしてあげます。
気血が不足しているツボは、1話で説明したように凹んでいたり、触るとブヨブヨしていたりします。
一方で気血が集まりすぎている場所は、張っていたり凝っていたりします。
へぇ〜。ツボによって、色々顔つきが違うんだ。
お灸がいいか、はりがいいのか。相性があるんだね。
そして、ツボはいつも同じ場所にあるとは限らず、また厄介な事に痛かったり調子が悪い所よりも、もっと違う場所に弱ったツボが潜んでいることも多いのです。
もしかして動いてるのかな?ツボって生き物みたいだ。なんだか、見落としちゃいそうだなぁ。
でもそれだと、良い治療にならないんでしょう?
そうなんです。ぼくの仕事は、指先に神経を集中して、1番弱っているツボをうまく探し出し、そこに適切な治療をすることなんですよ。
面白いなぁ!でも、そう簡単でもなさそうだぞ。
なんだか、ぼくも治療してもらいたくなってきちゃったな…
治療の流れ・注意点のページで、実際の治療について写真付きで詳しく書かれています。
良かったら見てみて下さいね。
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から